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2016年11月12日(土) 15:29 | アフリカ, アフリカルチャー,  

2016年10月下旬〜11月上旬、ガーナで精霊発見、工場見学&カタツムリ料理その他

【2年前の投稿】


旅は続いてますが、前回紹介できなかったガーナの話をいくつかさせてください。

アクラで精霊を見る

アフリカ独立運動の父、クワメ・ンクルマ初代ガーナ大統領の記念公園に入場する前に、その精霊を目撃しました。

最初は「ゆるキャラ」のようなものかと思いました。

動画も撮りました。

なんとなくNHKキャラの「ゴン太くん」を思わせます。

素材が藁ということでは、秋田の「ナマハゲ」の親類かもしれませんね。

隣席のジャーナリスト氏に尋ねたところ、「『アフリカニア・ミッション』という宗教団体の集いです」「12月の大統領選挙の無事を祈るイベントです」「あれは精霊です」「向こうの雨雲を見てください。精霊の力により、本来はこの会場で降るはずの雨を防いだのです」…ふむふむ。

「精霊は元々はとっても小さく、手のひらサイズだった」「撮影しても、写ってないかも」「『中の人』などいない」…と言われて、私はついニヤニヤ。

でも、もし日本で外国人にゴン太くんやナマハゲの説明をしろと言われたら、「『中の人』はいません!」と私も言うかも。

あとで調べたら、「ザンベト」と呼ばれるブゥードゥー教の「夜の守護者」で、ベナンでたくさん見られるようです。

また、先の動画の中で観衆(信者?)が連呼してる言葉は南アフリカの言葉「アマンドラ!(力を!)」に聞こえますが、エジプト由来の「アメン・ラー!(神よ!)」かもしれません。

ともかく、この宗教団体は広くアフリカの伝統の見直しを教義としてるらしく、来賓席にはドレッドヘアのラスタファリアンもいましたし、ベナンの精霊がいても不思議ではないですね。

なお、マーケットの人たちは一様に「選挙が近いから不景気だ」と言ってました。

「なぜ選挙が関係あるの?」と思いましたが、「選挙直後の政情不安を恐れて、みんなお金をたくわえるばかりで、使わない」とのこと。

ガーナは周辺国に比べて平穏な政権交代が続いてますが、やっぱり不安はあるのでしょうか。

精霊よ、選挙後もガーナに平和を与え給え。

プリント布工場見学

ガーナでは布の買い付け以外に、布のプリント工場を見学する機会にも恵まれました。

機械だけでなく、職人技を必要とする製品も。

工場は水と電気が重要ということで、案内役の方に「日本では停電はどのくらい起こる?」と訊かれました。

「停電は、ほとんどありません」と答えたら驚いてました。

工場見学は現地在住の日本人Sさんが親切にも手配してくださいました。

貴重な機会を与えてくださり、大感謝です。

サプライズ・バースデー

Sさんはランチでもサプライズを用意してくださいました。

私の誕生日をケーキとレストランのスタッフの歌で祝ってくださったのです。

「ハッピーバースデイ・ユマ」?(UMEの読み間違い?)。

なぜか隣席のお客さんとダンスする流れに。

このノリがたまりません♪

ローカルフード

前回紹介した「揚げた魚とヤム芋とプランテーン with パラバソース」以外のローカル料理では、以下のようなものをいただきました。

「ワチェ」は豆の炊き込み御飯(お赤飯に似ています)。

付けあわせはガリ(キャッサバを削ったもの)とサラダ、パスタ、鶏肉。

「TZ(ティゼット)」はキャッサバとトウモロコシの粉を煮て練ったもの。

作り方も食感も「蕎麦がき」に近いと思います。ソースはアヨヨ(モロヘイヤ)スープ。
以下は…閲覧注意?

キャッサバやヤム芋が主原料の「フフ」とカタツムリのスープ。

カタツムリはよく市場で売られてました。

フランス料理の「エスカルゴ」とは種類や調理法が違うのか、ちょっと泥臭いですが歯ごたえがあり、くせになるかも?

パン・アフリカニスト

ガーナは3回目ですが、はじめてンクルマとデュボイスという二人の汎アフリカ主義者(全世界のアフリカ系の連帯を訴える運動家)の足跡を学ぶこともできました。

まずは先にもすこし触れた、「独立の父」クワメ・ンクルマの記念公園へ。

札幌のクラーク博士像を思い出しました。

小さな記念館のようなものもあり、歴史的な写真や衣装が飾られてました。

お次はンクルマが『アフリカ百科事典』編纂のために招待した人物のお家。

その人、W・E・B・デュボイスは来日経験もある元アメリカ人です。

ハーバード大学から博士号を受けた最初のアフリカ系アメリカ人だったそうです。

90歳を過ぎてガーナに招待され、帰化して、95歳で死去。

家の隣にお墓もありました(名前にちなんでウェブ=蜘蛛の巣状のドーム内に安置されてました)。

米国から自著も含めて1,500冊の本を持ってきたそうで、書斎の本棚に保管されてました(スタインベック『怒りの葡萄』がありました)。

デュボイスの妻シャーリー(彼女自身、成功した作家でンクルマの側近)の著作を閲覧(クリアファイル入りだけど手袋も必要…)。

20世紀中頃に活躍したパン・アフリカニストたち。

21世紀のいまでもアフリカはいろいろ大変で、アメリカでの黒人差別も無くなっていないのは残念なことですけれど、安らかにお眠りください。

思わずジャケ買い

マーケットでたまたまこんな絵本を入手。

カメレオン人間の話もありました。

まだきちんと読めてませんが、楽しみです。

FacebookInstagramをフォローしていただいてる方にはご存知の通り、今はガーナから西隣の国、コートジボワールのアビジャンへ来てます。

次回はアビジャンでのいろいろも紹介できれば、と思ってます。

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梅田洋品店の梅田昌恵です。アフリカ諸国へユニークな布や雑貨を買い付けに行き、南青山の小さなアトリエでオリジナルのファッションアイテムに仕立てています。このブログではアフリカのこと、作品のこと、イベントやオンラインショップからのお知らせなどを綴ります。

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