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2016年03月24日(木) 10:27 | アフリカ, アフリカルチャー,  

2016年南アフリカの旅 《3》ヨハネスブルグは「ビー・セーフね」

【3年前の投稿】

「ヨハネスブルグ?少額だけ持って昼間に出歩くならだいじょうぶだよ。中南米の方が怖かった」

南ア訪問は通算6度目とはいえ8年ぶり。ヨハネスブルグは車での移動しか経験なし。そこで出発前に最近の状況を知っている友人(地球一周を終えたばかりのスペイン人)に治安についてたずねたところ、上のような返事をいただきました(そんな彼はエリトリアで白昼にカメラを強盗されたとのこと)。

一昨日、ベルギーの首都で同時爆発テロが起きました。南ア滞在中は西アフリカのコートジボワールでホテル襲撃事件が起きましたし、トルコでもテロが相次いでます。

一方で、ヨハネスブルグという都市は、ネットではよく「世界最悪の治安」と書かれてますが、少なくともテロ事件はありません。

最近の犯罪の統計はどうなのでしょうか。いまでも実際に「最悪」なのでしょうか。

全3回の記事の最終回です。
1. ケープタウンの水
2. ベスターさんと、その芸術的な家
3. ヨハネスブルグは「ビー・セーフね」 

アフリカに来た感

アフリカ最南端の港町ケープタウンから、アフリカ(サハラ以南で)最大の都市ヨハネスブルグまで飛行機で移動しました。

距離としては北東へ1200キロ、奄美大島から東京に行く感じ?

空港からはゴールドに輝く電車でサントン駅まで。

ヨハネスブルグはケープタウンとくらべて黒い肌の人が多く、「ああ、アフリカに来た」と思ってしまいました。

なお、ヨハネスブルグのミニバスはケープタウン(やアフリカの他国)とちがって、ハンドサインで行き先を表したり(人差し指を天に向けると「中心街行き」)、車掌さんがいないので助手席の乗客が集金するなど、かなり上級者向け(?)でびっくりしました。

ウーバー運転手11人に訊きました

治安のことばかり気にするのもヨハネスブルグさんに対して申し訳ないと思いつつも、私は試みにタクシー(正確には今話題の配車サービス「UBER(ウーバー)」の)運転手さん11人に訊ねましたよ。

「ヨハネスブルグで、危険な目にあったことはありますか?」

なんと、11人中2人が「強盗に銃口を突きつけられた」と話してくれました。

また、シャトルバスの運転手さんにも訊いたところ、「数週間前の金曜、夜8時過ぎに強盗にあった」と詳しく語ってくださいました。

強盗にあってもケロリとしてる人や、勲章を得たかのように話す人もいますので、感受性はほんとうに人それぞれです。

それはそれとして、私の調査?では4人に1人が被害にあっていることになります。たまたまだと思いたいですが…。

ビー・セーフね

「Be safeね」と会った人との別れ際によく言われました。「気をつけてね」。日本でもよく使います。

でも、恐怖の体験談のあとでは、「安全確保を怠らないでね」くらいに、いくぶん重く響いて聞こえました(余談ですが、ヨハネスブルグでは「ね」を語尾に付ける人が多かったです。日本語の「~ね」と同じニュアンスの終助詞なのでしょうか)。

夜のドライブ

ある夜に宿主の方(白人男性)に、ある地区について「日本のガイドブックには『絶対に近づいてはいけない』と書いてあります」という話をしたら、「実際はそうでもない」とのご意見。しかも、「いまからオレが連れてって証明してあげよう」と、夜のドライブに同行する流れに。

宿主さんは「2010年のワールドカップ以降、良い方向に進んでる実感がある」と語ってくださいました。

そうなのかもしれませんが、まさにウーバーのドライバーさんがガンポイントされたところを通過したりして、ガクガクふるえました。


「ネルソン・マンデラ橋」

「百聞は一見にしかず」な貴重な体験をさせていただいたことに感謝しつつ、これっきりにしようと思いました。


あるミニバス運転手さんが「あんた、歌手のジョン・レジェンドに似てる」と言われて、「あいつはみんなに対して歌うけど、オレは自分の奥さんにしか歌を聴かせないのさ」とつぶやいてました。

スイカ味のお茶!?

南アといえば、健康茶のルイボスティーが有名。


スイカ味…。意外と美味しいです。


ルイボスティーのラテ(レッドラテ)

余談ですが、ケープタウンと同じく、ヨハネスブルグの水道水も飲めました。

ファッション・ウィーク

先述のサントン駅で知り合ったファッションデザイナーの方と仲良くなり、ショーへの招待を受けました。

ちなみに、外国で梅田洋品店の服を着てると、オープンマインドな人によく声をかけられます(※個人の感想です。効果・効能を示すものではありません)。


会場はマンデラ像の目の前

マンデラさん

ケープタウンでもヨハネスブルグでも、やはりネルソン・マンデラ元大統領の肖像はよく目につきました。

30歳で拷問死した反アパルトヘイト運動指導者、スティーブ・ビコも。


「死にゆく思想のために生きるより、生きぬく思想のために死ぬほうがいい」 スティーブ・ビコ

お楽しみに!

南アフリカ、きっとまた訪れると思います。

思えば、通信技術の発展のおかげで、旅がしやすくなりました。

SNS、メッセンジャーアプリ、モバイル決済、ウーバー、エアビーアンドビー、オンライン辞書、などのサービスによって、宿の予約も調査も移動も会話も格段に便利になりました。

遠かったアフリカが、どんどんと近くなってきた気がします。

あまり買い付けのことを書きませんでしたが、独特なかわいい雑貨やアクセサリーが4月に届く予定です。

どうぞお楽しみに!

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梅田洋品店の梅田昌恵です。アフリカ諸国へユニークな布や雑貨を買い付けに行き、南青山の小さなアトリエでオリジナルのファッションアイテムに仕立てています。このブログではアフリカのこと、作品のこと、イベントやオンラインショップからのお知らせなどを綴ります。

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