今朝のTVニュースでは、ルワンダの虐殺から20年の追悼式典を観ました。出席者の中には嗚咽する人、気を失う人もいて、悲しくなりましたが、「国連はもっと行動できた。もっと行動すべきだった」という国連事務総長さんのお話には納得です。
ほかに最近の気になったアフリカ関連のニュースは…
ひとつは、メルマガでも触れましたが「シマウマが『しま模様』になった謎を解明か」。なんと、シマウマはあのシマでウマく害虫(吸血性のハエ)から身を守っている可能性が高いそうです。
もうひとつ、最近のニュースで気になったのは、「ジレンマもたらす一夫多妻制法案」。ケニアの議会では「『一夫多妻』を合法化しよう」という動きがあるとのこと。
そういえばケニアには、130人と結婚して210人の子を残し、92歳で数年前に亡くなった通称「危険なアクク」さんがいました。アルジャジーラのサイトではその息子さんがコメントしてました。「当時は現金より食料が重要で、父は豊かな農場主だった。いまは社会的にも経済的にも、3、4人以上の妻を持つのは無理」。
ということは、いまも2、3人の妻の「一夫多妻(ポリガミー)」はよくあるみたいですね。それを望む「第一夫人」さえいるそうです。「それなら法律でもちゃんと一夫多妻を認めよう」ということでしょうが、「一妻多夫(ポリアンドリー)」は認めないし、妻たちの権利を守るとかそういった目的の法案ではないようです。
紺色が一夫多妻を民法で認めてる地域。橙と赤は違法としている地域(日本も)。ピンク地域では国外で複婚した人は合法。ケニアやアフリカ南部は水色で、慣習法が一夫多妻を認めてる地域。Wikipediaの著作権フリー画像なので間違いもあるかもしれません。
ところで、その「一夫多妻」法案にサインするかどうか、大統領はノーコメントだそうです。
その理由は、自身がキリスト教徒だから。信仰上はポリガミーに反対、かといって国民の慣習を否定もできず、困ってるとか…。
ふと気になって調べたところ、じつは日本の歴代の首相や大臣にもクリスチャンは多いんですね。たとえば、靖国神社参拝のときに葛藤する人もいるのでしょうか。仏教徒という理由で、死刑執行をしなかった法務大臣もいたようです。
法律と、慣習、信仰。どこの国でも、つじつまを合わせるのがむずかしいことってあるのでしょうね。
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梅田洋品店の梅田昌恵です。アフリカ諸国へユニークな布や雑貨を買い付けに行き、南青山の小さなアトリエでオリジナルのファッションアイテムに仕立てています。このブログではアフリカのこと、作品のこと、イベントやオンラインショップからのお知らせなどを綴ります。