来年2014年はサッカーのワールドカップ・ブラジル大会がありますね。本大会出場国32カ国が決まったようです。
ところで、「W杯祝い12人死亡 アフリカ」というヤフーニュースの見出しに、二重に残念な思いです。「アフリカって…。どの国?」。アルジェリアのことでした。
というわけでアフリカからは、ナイジェリア、コートジボワール、ガーナ、カメルーン、アルジェリアが出場決定です。
やはり北半球、西アフリカがサッカーは強いんですね。あれ?…というか、前回2010年と同じ国々!(+南アフリカが開催国枠で出場でしたが)。
それだけこの5カ国に実力があるということですね。
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さて今回のアフリカルチャー「オススメ」シリーズ、南アフリカの女性歌手篇につづき、南アの男性ミュージシャン(歌手、DJ)を6組ご紹介します。
どうぞ気もちを楽にして、肩の力を抜いてお読み(お聴き)ください。
こんな90’sの本を持ってました。アフリカ全土の音楽ジャンルと音楽家を紹介した本です。
左は前回紹介したイボンヌ・チャカチャカ。右は以下で紹介のラッキー・デューべ。
LUCKY DUBE(ラッキー・デューべ)。南アの男性歌手、といえばこの人が一番に思い出されます。レゲエの大スターで、来日経験もあり。
反アパルトヘイトを歌ったアルバムが、時の政府に販売を差し止められたりもしたようです。
アパルトヘイト廃止後も、反ドラッグやエイズ啓発、治安改善についても歌ってましたが、残念ながら、2007年に強盗に襲われ亡くなりました。
遺された娘さんと息子さんも、音楽活動をしているようです。
南アで人気の音楽ジャンルに「ハウスミュージック」があります。
ここ数年、イギリスBBCラジオの夜中の番組でよくかかってます。先日もスリランカ系のDJがアフリカ音楽特集をした際、「南アのハウスミュージック市場は大きいよね!」と出演者と話してました。
私は不案内なジャンルなのですが、南アを代表する有名DJ、Black Coffee(ブラックコーヒー)は好きで、よく聴いてます。とくに好みなのが、女性歌手Bucie(ブシー)とのコラボ。彼女のやさしい声が心地よいです。
南アのハウスミュージック・シーンについて知ることができる貴重なドキュメンタリーをみつけました。Resident Advisorというウェブサイトで今年1月に掲載された動画です。日本語字幕ありなので、ぜひどうぞ。
「南アフリカは危険」というありがちなイメージを映すだけではなく、出演しているミュージシャンから、ポジティブな発言を引き出しています。
もちろん、Black Coffeeも出演しています。「ハウスミュージックにアフリカンソウルを落とし込んだ」と紹介されてますね。
これを見るまで、彼が事故で片腕を失っていたとは知りませんでした。
ところで、「南ア女性歌手篇」のときには、最初にリストアップした曲のほとんどが日本のiTS(iTunesストア)で見つかりませんでしたが、今回ハウス系の曲はわりと簡単にみつかりました。マーケットの大きさをうかがい知ることができます。
Liquideep(リキッディープ)はDJのRayzor(レイザー)とアメリカ出身のボーカルZiyon(ザイオン)の二人組による、おしゃれなソウル、R&B、ハウス。
SAMA(南アフリカ・ミュージックアワード)やMOBO(ミュージック・オヴ・ブラックオリジン)でノミネートされていたので、注目していました。前にもブログでちょっぴり触れたことがあります。
世界エイズデーのイベントで、名前の由来について話しています。
「リキッド(液体)のようにいろいろな要素がまじりあったディープな音楽性」
インタビューをしている学生たちがキュート!左の女の子が腰に手を当てて大人っぽくしてるところがカワイイ…。
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梅田洋品店の梅田昌恵です。アフリカ諸国へユニークな布や雑貨を買い付けに行き、南青山の小さなアトリエでオリジナルのファッションアイテムに仕立てています。このブログではアフリカのこと、作品のこと、イベントやオンラインショップからのお知らせなどを綴ります。