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2007年03月25日(日) 17:00 | アフリカ ,

仕入旅・ブルキナファソ篇(4)

【17年前の投稿】

ブログと店舗の移転(2012年)以前の記事です。画像が表示されなかったり、情報が古い場合があります。アフリカで撮った写真は、近いうちに別ページにてまとめるつもりです。

私がブルキナファソに行った理由は、
ひとつには「FESPACO(ワガドゥグ全アフリカ映画祭)」がこの時期に開催されたからです。
日本人では白石顕二さんが1989年からFESPACOに参加し、90年代には2~4年に一度、東京で「アフリカ映画祭」を開催していました。私は何度かお手伝いしたり、西荻窪にあった事務所にうかがったりして、FESPACOの話を聞いていたのでした。白石さんは2005年に亡くなりました。
ボボデュラッソからワガドゥグに戻ると、
ぼちぼちとFESPACOの看板が出現しはじめます。
FESPACO-1
日本だったらこういうイベントは、ひと月前から宣伝するものですが、
ここではほとんど数日前から思い出したように飾り付けが始まるので、
のんびりしたものだなぁと思いました。
でも、外国からの参加者が来るのに合わせてるのでしょうね。
現地の人は映画祭の経済効果はともかくとして映画自体にはあんまり関心ないようですし、実際あとで知るのですが、映画館内は私も含め、西洋人など、外国人ばかりでした。チケットが高いというのもあるのでしょう。
あー、それにしても本来なら白石さんもここにいたんですね・・・。
FESPACOは2月24日に開催されました。
スタジアムで行われる開会式は入場が無料のようで、
私は行きませんでしたが、地元テレビ局が満員の様子を映していました。
マスコミ
そこには外国人もチラホラいましたが、地元の人もたくさん。
音楽やダンスに酔いしれてます。
president
大統領のコンパオレさん。
大きな身体をしているようです。
ステージに設置された巨大なカチンコを鳴らすというセレモニーで、
FESPACO開催が宣言されました。
カタログや上映プログラムを入手して、
私は翌日さっそく市内に5つほどある映画館のひとつへ。
FESPACO-2
この映画館では短編を5本連続上映するようで、
私の住んでいたジンバブエの作品もあるとのこと。
フランス語字幕のチュニジア短編映画3本の上映が終わると、
館内に明かりが・・・。
しばらく隣のスイス人のご家族と雑談などして待っていると、
スクリーンの前に係の人がやってきました。
彼がフランス語で何か言ったあと、館内は落胆の声とテキトーな拍手・・・。
隣の方に英語で教えてもらったところ
バッド「フィルムが届いてないので、
この回は以上で終了

だそうです。
チケット買う前に言ってよ・・・冷や汗
結局ジンバブエ映画は見られず、
余力もなかったので次の回の時間まで待つこともできず、
他の映画館へも行かず、
宿へと帰りました。
・・・・・楽しみにしていたのになあ!

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梅田洋品店の梅田昌恵です。アフリカ諸国へユニークな布や雑貨を買い付けに行き、南青山の小さなアトリエでオリジナルのファッションアイテムに仕立てています。このブログではアフリカのこと、作品のこと、イベントやオンラインショップからのお知らせなどを綴ります。

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