仕入旅・ブルキナファソ篇(2)

ワガドゥグ日記、2回目です。
本来マルシェ(市場)が宿の近くにあったのですが、
数年前の火事で閉鎖されてしまったそうです。
それでも街のあちらこちらに小さな商店や露天商が。
道中、物売りの人たちに次々とプレゼンされます。
イチゴ、CD、本、サングラス、服、携帯電話用プリペイドカード・・・
それにしてもアフリカでお決まりの「おい、シノワ(中国人)」とか「ジャポネ(日本人)か?」という呼びかけには、ああここでもそうなのかとウンザリ・・・。
生地屋さん
「セコンビヤン?(おいくら万円?)」
でも返答されてもうまく聞き取れなかったり・・・悲しい
紙幣
そこで電卓か紙とペンで交渉をします。
たまに数字が書けない人もいたのですが、
そういう人は実際の紙幣を広げて教えてくれます。
私はうんうん、と首をふったり、安くしてよ~のジェスチャーをしたり。
もう、こうなったら日本語です!
「ねぇねぇムッシュー、頼むよ~お願いしますよ~。」
案外、通じたような気がしたのは気のせいかしら。
いま、数字が書けない人がいたことを書きました。
でももちろんお金の額面価値は認識してるようでしたので、
たんにその人に書く習慣がなかっただけ??
それはともかく、この国の識字率はたいへん低いようです。
サンカラ大統領の時代(約四年間)は識字率もアップしたと聞きましたが、
きっと多くの国民が初等教育さえも受けられないのでしょう。
ストリート・チルドレンも結構いました。
その点についてはガイドの青年も憤ってました。
「結局20年間何も変わってないんだ!」
「でも今の大統領は支持されてるんじゃない?だって大統領の顔をプリントしたTシャツ着てる人が結構いるし」と訊いたら、
「あれは前回の大統領選挙のとき、無料で配布されたものですよ・・・」
とのことでした。
日本で政治家が同じことやったら公職選挙法違反で逮捕ですねバッド
それにしてもすべての子供に学校教育の機会があるべきだ、と私も思いました。
でも若いガイドさんみたいな考え方をする人が多くなれば、きっと変わってゆくことでしょう。
アクセサリー屋さん
アクセサリ
東アフリカとはちょっと趣が違う逸品があります。... 続きを読む

仕入旅・ブルキナファソ篇(1)

昨年は東のタンザニアへ、
今年2007年は西のブルキナファソへ行ってきました。
なぜブルキナファソ?・・・
という疑問はおいおい明らかになるでしょう・・・おはな
東京から乗り継ぎ乗り継ぎで、22時間後くらいにブルキナファソの首都Ougadougouに着きました。
「ワガドゥグ」と読みます。
深夜三時に着いたのですが、ホテルの迎えの車がなかなか来ません。
ホテルに電話をすると「運転手がいないんだよ~」とのこと。
初日からこれですか、とほほ。
時間帯が時間帯なだけにちょっと怖かったのですが、タクシーをつかまえてなんとかホテルへ辿り着きました。
翌日はさっそく、今回の旅にあたってたいへんお世話になった方から紹介された、
英語を話せるガイドさんと街を見物。
彼との会話もたいへんはずみました。
たとえば彼は8つの言語を話せる(自信があるのは5つ)とか、
お父さんは四人の妻を持ち、兄弟は32人いる、という話にはびっくり。
でも彼自身は妻は一人でいいし、子供には親のための労働より、学校教育が必要だからせいぜい二人しか育てられないだろう、と考えているそうです。
舗装された道路の脇は赤い土です。
砂埃
インターネット・カフェに数回行きましたが、
パソコンも砂をかぶっていて少し赤みを帯びてました・・・。
そういえば、屋台でパソコン売ってましたが・・・動くのでしょうか?
バイク二人乗り
ノーヘル、二人乗りがあたりまえです。
お店めぐりのほかには大聖堂やサッカースタジアムを見学。
ときたまカフェで休憩です。
リーダーたち
交通量の多い都会とはいえ、輸送手段としてのロバも案外多かったのですが、
ロバって悲しい顔をしていますね。
続きは後日・・・!... 続きを読む

あした出発します

いよいよ明日、欧州経由で西アフリカはブルキナ・ファソへと出張です。拍手
直前までインターネットで情報収集です。PC
21世紀は様々な方がブログで貴重な滞在の様子を報告して下さっています。
ブルキナ・ファソについてはメルマガ(※)でも書きましたが、
1999年のサッカーU-20代表のみならず、調べたところ2003年にもU-20代表がブルキナで合宿をしたんですね。
ブルキナU-20代表やブルキナのリーグ・チャンピオン・チームと練習試合もしたようです。
それもちょうど2月中旬に行ってたようで・・・
今年ではなく四年前だったら彼らを応援できたんですね(笑)
ところがこの年はイラク戦争が起きたのでUAEでの世界大会が3月から8月へと延期されたそうです・・・。
ということはブルキナ遠征、本来は本大会に向けた直前合宿だったんですね。
でもなぜブルキナ・ファソなんでしょう?
暑さ対策・・・?
にしては、わざわざそんな遠くに行かなくてもという気がします。
トルシエ元監督の影響?
「精神力強化」のため?
アフリカの強豪対策?
そこまではわかりませんでした。

なにはともあれ、それでは行ってまいります。
三月にお会いしましょう♪
追伸:BBCのアフリカ関連ニュースをサイドバーに設定しました→
よいニュースが読めますように・・・。
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カンガコラボ展

6月6日(火)から東京都世田谷区のギャラリーカタカタで始まった「カンガコラボ展」
の模様です。



閑静な住宅街にあるこのギャラリー、とっても素敵。
アーティストでもあるオーナーのセンスが光ります。
ギャラリーの上にはお茶もできるスペースがあり、
展覧会を見た後、ゆっくりお話も出来ます。
外観も素敵なのですが、うっかり写真に収めるのを忘れてしまいました・・・・
6月11日(日)まで開催していますので、お近くの方は足を運んでくださいね!
ギャラリ・カタカタ
東京都世田谷区宮坂3-21-13
Tel. 03-3439-5511
小田急線経堂駅北口より徒歩五分... 続きを読む

仕入れ旅の報告その5

旅で一番恐れていたのはマラリアでした。
感染後、数週間たってから発症するとわれているため、
帰国後1ヶ月たって、発熱もなし、体調不良もなし、ということで安心しています。
というのは予防薬を飲んで行かなかったので、
旅行中は虫除けスプレーと蚊取り線香で蚊を予防するしかありませんでした。
蚊帳は寝てると圧迫感がり、暑いので、朝起きると蚊帳から出ていることが多いのです。
蚊帳はこんな感じで風通しが悪いので寝苦しいのです。
現地でマラリア蚊にびくびくしていた時、ザンジバルで会ったインド人の女性達が「私達はニームの木を煎じて飲んでいるのよー」と教えてくれました。
ニームとはインド原産の虫よけハーブで、農業や衣類などの虫よけにも使われそうです。
帰国後にインターネットで調べると日本でもニームオイルなどが売っているのですね。
次回はニームオイルで予防しましょう!

蚊に刺されるかもしれないので、夕日を見ると早足で帰ります。... 続きを読む

仕入れ旅の報告その4

仕入れの旅で見た素敵な光景。
ザンジバル島ではいたるところにヘナペインティングと髪を編む美容室がありました。
このヘナとは天然の植物で、葉をすりつぶして使うブラウン系の天然染料です。
日本の美容室でもヘナで髪を染められるところがありますね。
もともとインドの文化だそうで、結婚式や祭典の時に身体にペインティングしたのが始まりで、4000年以上の歴史を持つそうです。
私はあいにく時間がなかったので、出来ませんでしたが、
このヘタウマな美容室の絵に引き寄せられて入りそうになってしまいました。

町を歩くとカンガやキテンゲを身に着けた女性が沢山います。
本当にきれい!
私が作ったバルーンスカートと同じカンガを腰に巻いている女性を沢山見ました。

カンガは上下お揃いで、キテンゲは腰から下だけ巻く、というスタイルが多く見られました。... 続きを読む

仕入れ旅の報告 その3

旅の前からずーっと楽しみにしていたことがありました。
それは、おいしいものを食べること。
・インド洋の魚を食べる。
・一日ひとつマンゴーを食べる。
・スパイスアイランド=ザンジバルでスパイス・ティーを飲む
などなど、マーケットやスーパーに行くのも楽しみのひとつでありました。
道端ではチャパティを手でこねて焼いているおねーさんがいたり、
マンゴー売りは自転車にカゴを載せたり、一輪車に積んだりしてに売り歩いています。
アフリカ産のマンゴーは大きい(もちろん小さな品種もあります)。
そしておいしい。

到着して最初にマンゴーの相場を確認し、毎日食べ続けました。
他にもパッションフルーツ、パパイヤ、プラム、焼いたバナナなど、どれも味が濃く、満足でした。

ザンジバルで一番おいしかったのがこのパンです。
大きさは20cm×5cmくらい、ちょっともちっとした食感。
市場ではこのパンを大きなカゴに乗せて売り歩く人がいました。
外国で食べるパンって本当においしいと思います。
原料がいいから?湿度?日本のそれとは違います。何故でしょう?
きっと太陽の日差しが強いから穀物に日が沢山当たり、美味しいんだ!
と思っていましたが、その後東欧で食べたパンも美味しく、
太陽の光はあまり関係ないのでは?と思いました。うーん・・・・・

ザンジバルに滞在中はここでパンを買っていました。
宿の近くの食料品店、たたみ2畳くらいのところにコーヒー、紅茶や乾物などが並んでいます。
お店の後ろに住居があるようです。これは日本の昔ながらの商店にも良く見られる風景ですね。
外国人用のちょっと高級なレストランでは味付けが濃く、素材がいいのにもったいないなー、というところでしょうか。
現地の人向けのランチセット魚とカレーセットがほどよい辛さでおいしいです。
ちなみにこの魚、歯がぎざぎざで人相が悪い。

ザンジバルで逢ったドイツ人の女性はダルエスサラームに帰るフェリーの中で「東海岸は素敵だったわー」ときれいな海の様子に感激していました。
ザンジバルで何をしていたのか聞かれ、
海水浴も楽しまず、お土産屋さんやマーケットばかり通っていた私を不思議がっている様子でした。
海や歴史的な建物そっちのけでスーパーや布マーケットに通うのがなによりの楽しみなのでした。... 続きを読む

仕入旅の報告 その2

今回タンザニアでどうしても手に入れたいものがありました。
「トラディショナル・ドレスを着た女性の写真がずらりと並んでいるポスター」
です。かつてザンビアで見かけて以来、気になっていました。

ダルエスサラームのカンガ・マーケットでは見あたらず、
ザンジバルを訪れ、その迷路のような町を歩いていた時、
とある仕立て屋さんにそのポスターはありました。
急いで店に駆け込み、店主にそのポスターはどこで手に入れたのか尋ね、
メモに詳細を書いてもらいました。

(奥で店主の説明を聞く私)
ちなみにこのポスター、ナイジェリア産で、
ダルエスサラームのカリアコー地区でしか
手に入らないとのこと。
ダルエスサラームに戻り、そのポスターを探しにカリアコー地区へ。
カリアコー地区は、商店、露店、人々がひしめく市場で、日本でいえばアメ横みたいな場所です。
行く前に現地のインド人のおじさんから
「カリアコー地区に行くならリュックは前に抱え、道に迷っても決して通りすがりの人に聞かないこと(騙されるから)」等アドバイスをうけ、少々びくびくしていました。バッグは持たず、手ぶらで向かいました。
ポスターを探してみましたが、どこにあるか全く見当もつきません。
そこで、カンガとキテンゲを売っている店舗に入り、
そこの若い男性に訊いてみたところ、
店の中からささっと出てきて私のメモを手に歩き出しました。
そして私の代わりに尋ね歩いてくれます。
その後をついてまわり、やっとポスターがあった時の嬉しい気持ち。
というより、彼の親切のほうが嬉しかったかな。
そういえばジンバブエにいたときも、
道を尋ねると、いろんな人が自分の仕事の手を止めて、
連れて行ってくれたなあー、と思い出し、
こういうところがアフリカのいいところで、大好きなところなのよね!
とはいえ、カリアコーでは実際にひったくり等の目にあってる人も多数いるわけで、私はラッキーだっただけなのでしょうか。「アフリカの人々と友達になったけれど、彼らを百パーセント信用することが出来ないのが悲しい」「彼らはお金の話ばかりするんだもの」ザンジバルで出会った、バックパッカーのドイツ人女性(ウガンダで援助の現場に数ヶ月いたそうです)の言葉が印象に残っています。
事が全て済んだ後、私の「コーラをご馳走させて」との申し出を遠慮する彼を強引に誘い、一休みしていた時に初めてお互いの自己紹介をしました。
お母さんのお店を手伝っているとのこと。
帰りに彼の店でも布を購入しました。
「何が起きても不思議ではない」とガイドブックに記載されていた、
庶民のマーケット、カリアコー地区。
もう少し見てまわればよかったな、と思ったのでした。
その日がタンザニア滞在の最終日でした・・・。
リチャード君ありがとう!... 続きを読む