2019年5月の札幌、ランウェイでダンス、ビンニャヴァンガ・ワイナイナ、来月は上野&福岡

5月下旬の札幌、ツツジライラックの花も終わりかけ、早い夏を感じました。

今月から「令和」がはじまりました。

トランプ大統領夫妻が来日しましたが、新天皇・新皇后が大統領夫妻と通訳なしで長い会話をしている映像を見て、新時代を感じました。

ちなみに、平成最初の国賓はジンバブエのムガベ大統領、というのはもう有名な話ですね?(調べてみたら、ムガベ氏は昭和が終わる頃から平成が終わる頃まで大統領だったんですね)。

猛暑の北海道

さて、そんな5月の外交シーンでしたが、ちょうどその頃は札幌にいました。

古民家ギャラリー「鴨々堂」さんで3日間限定ショップを開催しました。

写真のとおり、多くの方が梅田洋品店服を着用してお越しくださいました。

猛暑の中でのご来場、ありがとうございます!

道東の佐呂間町にあるアメダス佐呂間観測所では、8時40分すぎに気温が35℃を超えて、猛暑日となりました。全国の今年最高の気温を更新しました。

北海道で5月に猛暑日となるのは、史上初めてです。

weathernews.jp

たまたま歴史的な記録が生まれたタイミングで開催したわけですが、アフリカンプリントの服にはうってつけの気温と思うことにしました。

期間中いろいろと助けてくださったぴょん吉さん、「鴨々堂」オーナーの石川さんにも感謝申し上げます。

札幌「鴨々堂」さんには9月末ごろに再訪する予定です♪

6月は上野(6/14-6/16「ギャラリー心」)と福岡(6/28〜6/30「ギャラリールーモ」)で開催します。

皆さまのお越しをお待ちしております。

気になったアフリカニュース

ランウェイでモデルたちが…!

これはクールです。

なぜ観客は白人が多いのだろうと思ったら、ウィーンでのファッションショーでした。

モデルさんたち、実はGold Caviar Crewというナイジェリア人ダンスグループで、曲は以前当ブログでも紹介したことのある南アフリカの男女デュオ、マフィキゾロの作品ですね。

↓このビデオもファッショナブルな仕上がりです。

ビンニャヴァンガ・ワイナイナ

ビンニャヴァンガ・ワイナイナが48歳の若さで、脳卒中で亡くなりました。

TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されたことのあるケニア人作家です。

ちょうど、私が2014年にケニアへ買い付けに行っていたときに、ワイナイナさんはゲイであることを公表したのでした。

ゲイに厳しいアフリカ社会での告白は、たいへん勇気のいることです。

当時の現地の新聞です。
2014年ケニアだより(4) より

しかも、私は現地で彼の自伝『One Day I Will Write About This Place』を読んでました。

短文が積み重なり、リズミカルで読みやすいとはいえ、ちょっと物足りない…率直に言ってそんな印象だったのですが、まさにその時期に、本編からは落としたとワイナイナが言う一章が、ウェブサイトで公表されたのでした。

そこでは母親に、自分がホモセクシャルであることを告白するシーンが。

LGBTを罰する刑法も存在する多民族国家ケニアに、さらなる多様性への寛容さを求めたいです。

ケニア高裁は24日、同性愛行為を犯罪とした刑法の規定は憲法に違反するとして、性的少数者(LGBT)の支援者らが無効を求めた控訴審の判決で、原告の訴えを棄却した。

共同通信

くぼたのぞみさんが期間限定でワイナイナの代表的エッセイ「アフリカのことをどう書くか」を公開してます。

日本人ならハッとするような、皮肉が効いてる内容です。
お早めに!

ナイジェリア人の優れた小説家で、近年は「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」という講演でも有名なアディーチェとも親交がありました。

もっとワイナイナの書いたものを読んでみようと思います。

謹んで哀悼の意を表します。

今後の予定

先にもご案内しましたが、6月は上野と福岡POP-UPショップを開催します。

7月は京都8月は名古屋でも予定しております。

詳細は順次イベントページやインスタグラムフェイスブックツイッターでお知らせしますね。

これから梅雨が来たり暑くなったりしますが、6月もどうぞ健康に気をつけてお過ごしください。