2月末から半月ほど南アフリカへ買い付けに行ってました。
期間中のFacebookへの多くのコメント、ありがとうございます!
現在はアトリエもオンラインショップも再開しております。
1. ケープタウンの水 ← いまここ
2. 芸術家ベスターさんは家もアート(仮)
3. ヨハネスブルグは「ビー・セーフ」(仮)
水道水は飲めますか?
8年ぶり5回目の南アフリカ。今回はまず大陸最南端の港町、ケープタウンを訪れました。
じつはケープタウンは二回目の訪問なのですが、前回(十数年前)は観光地をバスで回っただけでした(鳩のように群れるペンギンを見た思い出が…)。
見事にテーブル状な「テーブルマウンテン」です。
ひとことでケープタウンの印象を言いますと、「私の知っているアフリカの他地域とはかなり違う」。
治安悪化がよく報じられる国ですが、たとえば、オープンカフェでノートPCを開く人がいると思ってませんでした。ミニバスの停留所がごちゃごちゃしてなくて、ちゃんと行き先の掲示板があるのでよそ者には助かると思ってませんでした。それと、空港からのバスでICカードを使うとは思ってませんでした。
ピッとタッチ。でもほかで使う機会はありませんでした。
また、宿主の方に「水道水は飲めますか?」と訊いたところ、「訊いてくれて、ありがとう!飲めるのよ!旅行者はみんな『アフリカの水道水だから飲めるわけない』と思い込んでるのよねー!嬉しいわ、訊いてくれて!」と感謝されてしまいました。
味もおいしかったです。
〔とはいえ、以上の「オープンカフェでPC」「ミニバスに乗る」や「水道水を飲む」等については、一切の責任を負いかねます。自己責任で!〕
中央線っぽい?
アフリカで観覧車、はじめて見た気がします。
もうひとこと付け加えますと、私が泊まった地域は「東京の中央線の地域(高円寺~西荻窪)っぽい」と思いました。
おしゃれなカフェや古着屋古本屋が多く、あとで触れるようなアートフェアもあり、ヒッピー的な文化を感じました。
なにしろ初日にラスタのパレードに遭遇。「神聖な植物」を焚いてるにおいがしました
最後尾では煙がモクモクしてました。
そういえば、昨年のエチオピアでも初日にラスタマンに話しかけらました。不思議な縁です。
夜の集まり(ガイドブック的にはNG)
先に「ケープタウンはアフリカの他地域とは違う感じ」と書きましたが、肌の色の多様性もそのような印象を与えます。
知人に会食に誘われたときも、白人、黒人、カラード(肌の白くないミックスの人を南アではカラードと呼びます)、東アジア人という集まりでした。
ちなみに、このときその知人に「私はおいしいものは家で食べる。外食は社交の場であればいいから、味は求めない」と説明(釈明?)されました。どこでも美味を求める私にその発想はなかったのでショックでした(笑)。
ローカルブランドやアーティストが集まるナイトマーケットにも行きました。洋服やアクセサリーのほか、DJブースやソフトクリームスタンドも。
おいしかったです。
地元発のモバイル決済企業の方もいました。日本の現状を尋ねられたので、お話しました。「P社はサービス停止しちゃったし、S社はJCBカードが扱えないし、日本も流動的で…」梅田洋品店での苦労が会話に活かされました(笑)。
じつは、日本のガイドブックでは「危険なので近づかないように」と記されている地区でした。しかも夜。でも、知人が一緒にいたので特に不安はなかったです。
数回の来日経験もある地元アーティストのヒース・ナッシュさんもいました。
フレンドリーにもてなしてくださったナッシュさん。
私が日本人だとわかると、「スミマセン」と日本語で挨拶(?)。「日本のコンビニでクリームパンとポカリスエットを買いたい」とも(笑)。
ナッシュさんは使い終わったプラスチックのボトル、ビニール袋などを素材として作品作りをされてます。会場の前にある彼の広いアトリエには、日本の紙風船やお弁当で使う小さな調味料の容器など、世界中から集められたユニークなものたちが。いずれ作品の素材になるのかもしれません。
アートフェア
ナッシュさんの作品は、後日に南ア発の雑誌「ART AFRICA」が主催するイベントで堪能しました。
扇風機で膨らませてます。
中に入れます。
やたらと長い作品も。
「『ものを大切に』というより、『ものを再利用しよう』ね。リサイクル、アップサイクル、グリーンサイクル…」ナイトマーケットでナッシュさんを紹介してくれた知人がそう口にしてました。
このアートフェアは、南アフリカだけではなく、ウガンダ、ベナン、ジンバブエなどアフリカ諸国のアーティストの作品が展示されてました。
アフリカのマティス?
アフリカのリキテンスタイン?
有名な大統領たち。
これはガーナ名物の棺桶ですね。
この日はインターンの画家ノムサさんが案内してくださいました。南アのアートシーンを含め細く説明してくださり、とても助かりました。
彼女の作品の前で。
次回は、南アを代表する芸術家と、あるジンバブエ人一家をご紹介♪
★ヒース・ナッシュさんの公式サイトはこちらです。
http://www.heathnash.com/