2015年10月の気になったアフリカ関連ニュース(西江先生の写真集、ゾウの毒殺、ムガベ大統領のヒヤリ)

今日で10月も終わりです!

アトリエは臨休が続きましたが、今週から再開しております。

11月はカレンダー通りの【金・土・日・祝】OPENですので、ぜひお越しくださいね。

西江先生の本

6月に亡くなった、文化人類学者の西江雅之さんの写真集『花のある遠景』が完成し、梅田洋品店にも届きました

花のある遠景

詩人の管啓次郎さんや、ジャズ・ピアニストの山下洋輔さんといった方々がエッセーを寄せています。すべての方の文章から、西江先生への愛を感じます。

「稀有の個性」を持ち、知性と経験に裏打ちされた、たいへん興味深いお話をしてくださる先生だったようです。一度お会いしたかったです。

文化人類学者・西江雅之の最後の写真集。
“裸足の学者”が半世紀にわたって訪ね歩いたインド洋、東アフリカ、
カリブ海域、パプアニューギニアなどの写真約90点を収載。
土地と人、風景と動物、花と風、土と空。
圧倒的なまなざしによって捉えられた一枚一枚に、
わたしたちは永遠の一瞬を見る。

貴重なパスポート写真や、西江雅之氏直筆のイラストも本書で見ることができます。
(限定1,000部発行)

丁寧に作られた、とても素敵な、完璧と言ってもいい、美しい写真集です。

梅田洋品店には5部ほど置いてあります。アトリエにお立ち寄りの際には、よかったら手にとってみてくださいね。

ゾウさん


(↑お客さまからいただいた写真です。ケニアのマサイマラ国立保護区のゾウ)

今月はイベント続きで忙しく、あまりニュースを拾えませんでしたが、良かったニュースナイジェリア軍が過激派「ボコ・ハラム」から拘束されていた338人を救出したことですね。

全体的には、ジンバブエ関連のものが多かった印象があります。

まず、毒殺されたゾウがたくさん見つかった、というニュースが続きました。ジンバブエ北部で、この二ヶ月で60頭(リンク先は倒れたゾウの写真あり。閲覧注意)です。

というか、昨年は300頭以上が毒殺された、ということです…。

密猟者によるもので、象牙が目的。今月はタンザニアでも、「象牙女王」と呼ばれる中国人の事業家が逮捕されてます。象牙女王…!

密輸は中国だけではなく、日本にも一因がある、という議論も。

しかも、ボコ・ハラムなどのアフリカの過激派は密輸象牙で資金を得ているそうです。

さらに、こんな報道もありました。

10月17日 AFP】ジンバブエ最大級の巨体を誇る50歳を超えた雄ゾウ1頭がドイツ人観光客に射殺されたと、地元の野生動物保護団体が16日、明らかにした。ジンバブエでは観光客に人気の雄ライオン「セシル(Cecil)」が狩猟愛好家に殺され問題となったばかりで、トロフィーハンティングと呼ばれる愛好家の狩猟をめぐる議論が再燃している。

違法であれ合法であれ、ともかく多くのゾウが、外国人の欲望(儲け、贅沢、遊び)によって殺され続けてます。

ムガベ大統領

ジンバブエのニュースが多かったと書きましたが、ロバート・ムガベ大統領についても報じられました。

ひとつは、中国の大学教授たちが「ノーベル平和賞」に反発して作った「孔子平和賞」を、ムガベさんに与えようとしたこと。

なぜ「独裁者」に平和賞を?…と話題になりましたが、ムガベ氏は「民間の賞?それなら、いらん」と辞退したそうです。

もうひとつは、インドのモディ首相と会ったときに、危うく転びそうになったこと。

91歳にしては体力があるのかもしれませんが、もうそんなに無理しなくても…と思わずにはいられません。

おまけ 函館本線で余市へ

札幌でのイベントのあとで、函館本線に乗って小樽そして余市に寄りました。

銭函の恵比寿岩。

羊蹄山です。

余市ではニッカウヰスキーの蒸溜所へ。見学ツアーに申し込みました。

(*^^*) 札幌のあと、「マッサン」「ニッカ」の余市に寄りました。昭和15年の第一号ウイスキーは、蒸発でかなり減ってました。

Posted by 梅田洋品店 Umeda YoHinTen on 2015年10月27日

小樽出身という若い女性ガイドさんでしたが、移動中もお客さんを向いて後ろ向きに歩きながらの、飽きさせない話術、どんな質問にも答える豊かな知識、落ち着いたハプニング対応。プロはこのようにありたい、と思ったほど素敵でした。

函館本線の旅、長万部町まで行きました。「まんべくん」を覚えてますか?