ついにガーナ編。
首都アクラ訪問は3年ぶりでした!
街のいろいろな様子の報告の前に、あるミュージシャンを紹介しちゃいます。
ドレッドロックス、スカートを履き、いつでもどこでも裸足。
彼の名はWanlov the Kubolor(ワンラブ・ザ・クボロー)。
ルーマニアとガーナ(アシャンティ)をルーツに持つガーナ在住のミュージシャンです。
ちなみにスカートの中には何もはいていないそうです。
「フレッシュ・エアー」とのこと。
「クボローってどういう意味?」と訊いたら、最初は「『イケてる男』っていう意味だよ」とからかわれましたが、ほんとうは「バガボンド(放浪者)」という意味だそうです。
ちなみにCD屋の店員さんによれば「『学校をドロップアウトした人』のことだよ」。
アクラの街を彼の音楽仲間たちとともに一緒に歩いていたら
「クボロー!!」
通り過ぎる車の中から、作業中の人、大人から子供まで彼に声をかけてきます。
アルバム「Green Card」の絵はフェラ・クティのジャケットも担当していた Lemi Ghariokwu によるものです!
私は2008年にインターネット・ラジオから流れた「Kokonsa」を聴いた時に衝撃を受け、それ以来のWanlovファンです。
彼の作る「アフロポップ」はとてもユニークだと思います。
ライブの予定などを尋ねるために、何度かメールのやりとりをしていました。
今回念願かなって、やっと実際にお会いできたというわけです。
あいにく私の滞在中にはライブがなかったため、ステージで歌う姿を見ることができませんでしたが、突然始まった路上での演奏を偶然にも動画に収めることもできたので満足です!
Youtubeにアップしました。黄色いバッグは私の…。
暗くなっても続いてました。
冗談が好きな人で、「この動画のタイトルを決めて」とお願いしたところ、
「自由であれ、子猫ちゃん」
といった提案をされて困りました(笑)
また、昨年は”世界初のピジン英語ミュージカル”『COZ OV MONI』に同じくガーナ出身のミュージシャン、M3NSA(メンサ)とともにFoknboisとして出演されています。2010年にはその映画をひっさげヨーロッパツアーをしたとか。
やはりウェブでそのことを知り、ずーっと観たいと思っていましたが、なんと今回、アクラのスタジオにて特別試写会(?)をしてくださいました。
私一人、パソコンのディスプレイに向かい、じっくり鑑賞できました。
アクラで暮らす青年たちの一日を描いたこの映画、予告編はこちらです。
近いうちに、新しいアルバムが出るそうです。
ジプシー音楽を取り入れたとのことで、ちょっとだけ音源を聴かせてくれました。
バイオリンが入ったカッコイイ仕上がりでしたよ!
「あなたの音楽は素晴らしい、世界中で活躍することを楽しみにしているわ」と熱く伝えました!!
ちなみに米国留学時に日本人の友人がいたそうで、「ワカリマスカ?」「ハイ」「ドモドモ」など片言の日本語もご存知です。
日本からのプレゼントを渡した時もラッピングを見て「Cawaii~!」と言っていました。
ここには書けない、冗談とも本気ともつかない過激な発言を含め、さんざんからかわれましたが、またお会いできるのを楽しみにしています。
Thank you very much, Chale!
Hope to see you soon!
線路を歩いて、興味深い場所へ連れていってくれました(「足の裏が熱いっアチチ…」と言ってました 笑)。
というわけで次回はそれも含めた「アクラおもしろぶらり散歩」報告になる予定。ご期待ください。