2013年ジンバブエだより(6) そろそろ帰ります。アトリエ再開は2/1(金)!

カゴ

おかげさまでアフリカワイイものたちがたくさん見つかり、いくつかの契約もまとまり、ほっとしています。
カゴ

ハンドプリント工房にて

最近は西アフリカが続いたので、久びさのアフリカ南部での旅でした。

以前の美しいコットン畑が荒れてたり、知り合いの多くが国外に移住してしまったり、日常の買い物に外国通貨を使っていたりと、私が知っていた以前の姿とは変わってしまいましたが、それでもさすがジンバブエ、だいたいにおいて効率がよく予定通りに過ごせました。

マーケットで声をかけられながら、ショナ語もだんだんと思い出していきました。
マンゴーを真剣に選ぶ

ジンバブエ第二の都市ブラワヨ(ショナ人ではなく、少数派のンデベレ人が中心の都市)では、画家でデザイナーのクミラさんと知り合い、ンデベレのことわざを教えてもらえました。

試訳
「行く手について知りたければ、向こうから来る人に聞けばよい」
「ヘビクイワシはその羽毛とともにのみ死す」
「どんなに魅了されても、ダチョウの卵で遊んではいけない」

クミラさんと
クミラさんの作品は「隠し絵」のような要素もあります。帰国したらアトリエに飾ろうと思います。

クミラさんはショナとンデベレの両方のルーツを持つそうですが、「自分はショナ顏」と言ってました。
「目と鼻と声が大きく、葬式をお祭りみたいにするのがショナ人、その逆がンデベレ人だよ」
はい、たしかにンデベレ人と日本人は顔も似てると感じます。

ほかにも興味深い民俗学的な話を聞かせていただきました。
実はお爺さんの世代はサザは食べてなかったとか、西アフリカ人とショナ人との見分け方とか…(^^) メルマガの素材にさせていただきます。
サザ

ショナ人の「拍手」しながらの挨拶も実演してくださいました。
(…youtube動画を帰国したらここに埋め込みます…)

第三の都市マシンゴでは、買い付けの帰りに「グレートジンバブエ遺跡」へ。
十年前にも観光したのですが、今回は「ぼく、ジンバブエ人だけど行ったことがない」という取引先のアシスタントBくんと、女子大生のガイドさん付きで。
グレートジンバブエ

「アクロポリス」を登ります。
アクロポリス登り

けっこうシンドイです。
アクロポリス登り

落ちそうに見える岩が多いのですが。
落ちそうな岩

「ぼくも撮って」とポーズを取るBくん。
ポーズを取るBくん

「グレートエンクロージャー(大囲壁)」は日本の平安時代に作られたようです。
image

ガイドさん「アフリカではエジプトのピラミッドに次いで大きな石造建築です」
エンクロージャー内部

「この塔は見張り台だとか、モロコシの形を模したとか、諸説あります」
エンクロージャー内部の塔

グレートエンクロージャー内部は、その静けさがたまりません。
グレートジンバブエの石

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今回の旅でも、キリンを間近に見せてくださった「先生」や、商談等をオーガナイズしてくださった方をはじめ、たくさんの現地の方にお世話になりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

貧困に陥っている未亡人のための支援活動をしているPさんの言葉が印象に残ります。
「問題の全体を見ようとするとやめたくなるので、目の前のできることをちょっとずつやることにしてます」
Pさん

そのPさんがマネジメントに関わっている、とてもかわいい手づくりバスケット。このたび梅田洋品店との取引が決まり、嬉しいです。お店に並ぶ日をご期待くださいね。

そろそろ帰り支度をしなければなりません。