なぜ、アフリカの生地を使ったドレス?

2004/08/13
なぜ、アフリカの生地を使ったドレス?
私の住んでいたジンバブエや近隣のアフリカ諸国では、
たくさんの女性達がアフリカの布(※)を使ったドレスを着ていました。
メリハリのある褐色の美しい体にまとう美しい布のドレス。
とも布(ドレスと同じ布)を頭にまいて歩く姿はそれはそれは美しい眺めでした。
アフリカらしい原色使いの配色の布が気に入り
私も現地で数枚ドレスを購入しましたが、
いざ日本に帰ってくると着て出かける機会がなく
「たんすのこやし」となってしまいました。
なぜ着て出かけられないのでしょうか。
私にはアフリカン・ドレスのデザインは日本の街着にするには無理があると感じました。
袖に硬い芯をいれボリュームをだしたものや(メロンぐらいの大きさです)細長の布を縫い合わせただけのポンチョ風なもの等、日本で、東洋人が着ると貧相になってしまうような気がしたからです。
しかし、こんな美しい布をほうっておく手はない!
こんな素敵な生地を日本の人々に知ってもらいたい!
この生地で作ったドレスを着て出かけたい!
それならば、日本の景色、東洋人の体格に向いたドレスに私が仕立ててしまおう。
それが、アフリカの生地を使ったドレスを作るきっかけでした。
今後はアフリカの布ばかりではなく世界中の布で素敵なドレスを作っていきますので、みなさん、楽しみにしていて下さいね。
梅田昌恵
(以上、2004年開店当初にWEBサイトで公開したものを当ブログにそのまま転載しました。便宜上投稿時間を開店当初に設定しました)。