今年も【冬季限定】フェアトレード・チョコレートの季節がやってきましたよ。
フェアトレード?
「フェアトレード」とは(いまTPPでも話題の)「自由」を重視する貿易ではなく「公正さ」をたいせつにする貿易のことです。
経済的に貧しい国の生産者は、自由な競争では不利ですね。
そこで、フェアトレード団体は「長期的な契約」「買い上げの最低価格を保証」「お金の前払い」といった働きかけをして、発展をお手伝いします。
そうすれば、たとえばカカオ農園の児童労働をやめさせることができるかもしれません。
また先進国に住む人たちへ格差問題をアピールする運動にもなっています。
★なお梅田洋品店ではフェアトレード製品として南アフリカのワインやパレスチナのオリーブオイルなども扱っています。
フェアトレードのチョコレート
というわけで、お待たせしました!
この時期になると入荷の問い合わせが多くなります、このチョコ。
8種類が楽しめる食べ切りサイズ!
フェアトレードのブランド「ピープルツリー」の板チョコです。
ビター、ミルク、ヘーゼルナッツ、ホワイトクリスピー、オレンジ、レーズン&カシューナッツ、シナモン、コーヒーです。
ボリビアの有機栽培のカカオ、フィリピンの黒砂糖、白砂糖はコスタリカ、その他南アフリカやブラジルなどから厳選された材料を使い、スイスの工場で丁寧に作られています。
凝固剤などを使っていないため暖かくなるとすぐ溶けてしまいます。なので【冬季限定】なのです。作る人にも食べる人にもやさしいチョコ。
ちょっとしたクリスマスプレゼントにされる方も多いです。
「自分は甘いものを食べないけど、友人にあげたら喜んでくれたので」と何度も足を運んでくださる方も。
実店舗で販売中です。
本の紹介『フェアトレードを学ぶ人のために』
ちょうどいまこの本を読んでます。副題は「フェアトレードの基礎知識 現地にどのようなインパクトを与えているか」。
「フェアトレードは貧困削減に結びつくのか」というテーマで、10人ほどの執筆者がそれぞれにこのテーマにこたえています。
執筆者はフェアトレード事業の当事者というより研究者さんがほとんどのようです。そのため客観的な入門編になっていて、たとえばフェアトレード(または「有機栽培」や「農繁期にも児童労働をさせないこと」など)の限界も論じています。
また、フェアトレードと一口にいっても様々な「戦略」や現地へのアプローチがあるのだと教えられます。推進者仲間で意見が割れる点もたくさんあるようです。